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目次
ビーツが創業以来、長年にわたってマーケティングを支援しているパナソニック株式会社様。
2020年より、クラウド型デジタルサイネージ「クラモニ」を販促施策の一環として導入いただき、これまでに全国の販売店向けに3,000台以上※を展開しています。
多彩な製品を扱うパナソニック様が、なぜ「クラモニ」を採用し、どのように店頭販促に活用しているのか。導入の背景から運用の工夫、今後の展望まで、ビーツ 営業副本部長の田中がご担当者様にお話を伺いました。
※2025年6月現在 累計3,432台
田中 仁(株式会社ビーツ / 以下、田中):本日はお忙しい中ありがとうございます。まずはご担当領域についてお聞かせいただけますか。
ご担当者様(パナソニック株式会社 / 以下、担当者):こちらこそよろしくお願いいたします。パナソニックで、店頭に設置するサイネージの導入や運用に関する業務を担当しています。
田中:では、パナソニック様がサイネージを店頭販促にどのように活用されてきたのか、経緯からお伺いできますでしょうか。
担当者:パナソニックでは、新商品を市場導入するたびに、全国の販売店に向けて什器や展示台、POPなどの販促ツールを展開してきました。2010年を超えた頃から、店頭で映像を使って訴求する手法が一般化し、映像による販促がより重要な位置を占めるようになってきました。
田中:はい、覚えています。私が最初にパナソニック様を担当させていただいた頃は、販促用のDVDを何千枚も焼いて納品していました。
担当者:最初はDVDでしたね。それが徐々にSDカードやUSBメモリへと変わり、コンテンツもテレビCMだけでなく、機能訴求のプロモーション映像など、種類が増えていきました。
田中:ビーツがクラウド型サイネージ「クラモニ」を初めて納品させていただいたのは2020年です。当初はネットワークを使わず、メディアプレーヤーとしての活用からスタートしました。
担当者:販売店様の店頭でネットワークを構築する手間やコストをかけることが難しく、当時は全国の各拠点の営業担当が頻繁に店舗を訪問していたこともあり、なんとか対応できていたんですよね。
田中:その後、デジタルサイネージをネットワーク配信に切り替えたきっかけを教えていただけますか。
担当者:パナソニックは家電だけでも、生活家電・季節家電・調理家電・AV機器・美容家電など、幅広いカテゴリーの商品を展開しています。店頭のサイネージについても、商品ごとに担当するマーケティング部門が、それぞれの判断で運用を行ってきました。
そうした中で、運用やコストの負担を見直す目的から、2023年頃には「発注先を統一したほうがよいのではないか」という意見が社内で出てくるようになりました。
ー複数ベンダーへの相談と検討のきっかけ
田中:パナソニック様から社内で発注先統一の動きがあると伺い、当社としてもすぐに担当部署と連携し、早期にご提案の準備をさせていただきました。
担当者:ビーツさんは以前からお付き合いのある有力なベンダーのひとつでしたが、他社でも導入・運用の実績がありました。そのため、2023年の夏頃には、複数のベンダーに対して「店頭サイネージで感じていた課題をどのように解決できるか」をご相談させていただいたんです。
ークラウド型サイネージ導入にあたって整理された3つの要件
田中:あらためて当時の課題について、整理されていた内容をお聞かせいただけますか?
担当者:大きく分けて、3つの要件がありました。
まず1つ目は、柔軟な配信管理ができることです。パナソニックには本部のマーケティング担当に加え、エリアや法人ごとの営業担当も存在しています。商品によっては本部で一元管理すべきコンテンツもありますし、エリアごとに切り分けて管理したいケース、あるいは法人限定キャンペーンのように横断的に配信したいケースもあります。そのため、全体を本部が把握しつつも、必要に応じて各担当に限定的な配信権限を付与できる柔軟な仕組みが必要でした。
2つ目は、機器が幅広く選べることです。商品のサイズに合わせて使えるサイネージのスペースも変わってきますし、同じ商品であっても、売場の広さや店舗の規模によって設置環境は異なります。最小では7インチから、最大では50インチ前後まで。展開の幅が大きいため、使用する機器を柔軟に選択できることが重要でした。
そして3つ目は、導入後の運用サポート体制です。商品数や展開のバリエーションは先ほどお伝えしたとおりですが、それに加えて、他社製のサイネージを導入済みの店舗では機器の入れ替えが必要でした。さらに、稼働状況の定期的な確認や、新商品の発売にあわせた映像の一斉切り替え、各エリアの営業担当から寄せられる細かな要望への対応など、運用面でも継続的に支援いただける体制を重視していました。
田中:複数のベンダーで比較検討される中、2023年秋にビーツにお決めいただいた背景や、クラモニを選ばれた理由を教えていただけますか?
担当者:まずは、先ほど申し上げた3つの課題をどれも高いレベルでクリアいただいたことです。こちらの要望を正確に理解したうえで、的確なご提案をいただけたのは大変ありがたかったです。
田中:こちらこそ、ありがとうございます。ご提案にあたっては、パナソニック様が実際に運用しやすいよう、クラモニの機能をアップデートさせていただきました。
たとえば、階層別に権限を付与できるアカウント設計や、日々の運用をスムーズにする細かな機能改善などですね。自社でシステム開発しているので、そのあたりの柔軟な対応はビーツの強みだと思っております。
担当者:あとは、やはり長年にわたってパナソニックの店頭販促を支援していただいているという信頼感も大きかったですね。
田中:ありがとうございます。販促ツールの製作を担当するビーツの営業とも連携し、クラモニを組み込んだ納品ができるよう体制を整えました。また、パナソニック様専用の保守窓口もご提案し、スムーズな切り替えにつながるよう取り組ませていただきました。
▼パナソニック様の売場展開に合わせ、サイネージ機器もサイズや設置形態を柔軟に選定
ビーツでは、売場や商品の特性に応じて、サイネージのサイズや設置形式を柔軟にデザイン・制作しています。「クラモニ」はSTB型とOS一体型のタブレット型の2種をラインナップしており、多様な売場での展開に対応可能です。詳細はサービスページをご覧ください。
本記事で紹介しているパナソニック様の導入事例は、実際の展開をイメージいただけるパースとともに、別ページで詳しくご覧いただけます。
田中:2024年に入ってすぐ、1,000台を超える「クラモニ」の発注をいただきました。当時のビーツの対応について、率直なご感想をいただけますか。
担当者:配信システムのアップデートも含めてご対応いただけるということで、まずは要件定義を整理するところから始まりました。既存のサイネージとの入れ替えや、新商品の発売時期がバラバラである点など、現場の実情や本部の要望に対して、都度、丁寧にご対応いただきました。一つひとつのプロジェクトに真摯に向き合っていただいた印象です。
田中:さらに2024年3月から9月にかけて、4回に分けて約2,000台のご発注をいただき、全国で3,000台を超える規模になりました。あらためて御礼申し上げます。
担当者:ビーツさんのおかげで、大きなトラブルもなくスムーズに導入することができました。商品担当や現場の営業からの評判も良く、大変うれしく思っています。
田中:最後に、今後のご計画や展望についてお聞かせいただけますでしょうか。
担当者:店頭のデジタル化という流れは、今後も止まることなく進んでいくと思います。その中でも、映像を活用した商品紹介はパナソニックとしても今後強化していきたいメニューのひとつです。今回ご対応いただいたエリア別・法人別のカスタマイズ機能も、今後さらに本格的に活用を進めていき、より効果的なサイネージとして機能させていくことが私たちのミッションだと考えています。
田中:「クラモニ」は、2025年に大規模なアップデートを行いました。配信管理や運用のしやすさがさらに向上し、より柔軟な活用が可能になっています。今後もより効果的にお使いいただけるような提案をさせていただければと思っています。
担当者:今後のご提案も楽しみにしています。引き続き、よろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「クラモニ」は直感的に使えるシンプルなUIと便利な機能、そして豊富な導入実績を強みに、施設や店舗、オフィスなどさまざまな場所で活用されています。デジタルサイネージの導入や運用の効率化、クラウド型への切り替えをご検討中の企業様は、ぜひビーツまでご相談ください。
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