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【成功事例】リモートでマネキン販売!オンラインを活用した実演販売事例を紹介

スーパーで買い物中、いい匂いにつられて試食、美味しくてつい商品を購入…こんな経験、皆さんにもあるのではないでしょうか。
この様に、試食販売を行うスタッフ「マネキン」が、実演しながら商品を販売するマネキン販売は、有効な販促活動として80年以上も前から続けられてきました。(参考:ハウス食品株式会社「ハウス商品の歴史 1928年ハウスカレー」

しかし、試食販売は人件費・資材を準備するための費用と時間がかかります。更にコロナ禍により、対面での接触や店内でマスクを外すという行為に抵抗感を感じるという意見も多く、以前のように運営することが難しくなってしまいました。(参考:tenpoket news「コロナ禍の『試食販売』にまだ抵抗ある?【消費者のホンネ】」

そんな中で、コロナ禍や運営上の負を解消するリモート接客システムを活用した革新的なマネキン販売が登場しました。今回は、スーパーでのマネキン販売の事例をもとに、コロナ禍でのマネキン販売成功のコツをご紹介します。

目次

1.マネキン販売とは?

マネキンとは、スーパーやデパートで試食販売などを行うスタッフのことを指します。そのマネキンさんが、試食販売などを行うことをマネキン販売といい、試食販売と同じ意味をさします。

職業安定法施行規則では、「専門的な商品知識及び宣伝技能を有し、店頭、展示会等において相対する顧客の購買意欲をそそり、販売の促進に資するために各種商品の説明、実演等の宣伝の業務(この業務に付随した販売の業務を含む。) を行う者」と規定されています。

実は、企業や商品のイメージとなる「モデル」と同じ定義をされているのです。お客さまに対して、商品の魅力をよりダイレクトにアピールできるマネキン販売は、メーカーにとって重要な販促活動であることがわかります。

2.リモートでのマネキン販売の方法

リモートでのマネキン販売の販促方法は、リアル対面での接客とさほど変わりません。

マネキン販売は、商品・店舗・メーカーとお客様をつなぐため、商品の魅力を伝えることが目的です。正しい商品知識をもって、お客さまに対してわかりやすく調理方法を伝えるために目の前で調理したり、調理方法が掲載されたサイトやチラシのご案内をしたりします。

これらが、リモートでも実現可能です。お客さまから呼び出しボタンで呼びだしてもらうだけでなく、マネキン側から積極的にお声掛けすることで、リアル対面でのマネキン販売に劣らない接客機会を設けることが可能です。

試食の場面では、マネキンが遠隔地から食レポをしたり、おいしさの伝わる映像を放映したりすることで、効果的に訴求することができます。あとはご購入いただけるように献立をご提案することで、お客さまの「献立マンネリ化」や献立のお悩みを解消することができます。

リアルの接客の顧客体験と変わりないだけでなく、映像やコンテンツの効果的な活用で、顧客ロイヤリティの向上に繋がります。

3.リモートでのマネキン販売!実演販売の事例から、得られた効果を紹介

都内に7店舗展開するスーパーマーケット三浦屋様で、リモートでのマネキン販売を実現しました。
加熱してもヘタレない弾力のある「カットぶなしめじ」を開発・販売するミスズライフ様の新商品、ぶなしめじの1.5倍もの旨味成分を有する「ブナクイーン」をリモート接客で販売したところ、従来の約5倍の販売数を実現しました。

商品の良さだけでなく、様々な調理方法をお客さまにダイレクトにご提案することで、1日の販売数が約5倍となる効果を発揮しました。また、購入者アンケートの結果、約9割のお客さまが接客に「満足」と回答しました。また、同じく約9割のお客さまが「今後もリモート接客を受けたい」と回答しました。

実際に今回、リモート接客を導入した店舗さまからも「ご年配の方に敬遠されるかと思っていたが、抵抗感なく接客を受けられていて安心した」というお声をいただきました。また、「売場にも賑わいや楽しさが現れた」というお声をいただき、コロナ禍前に感じていただいた「買い物の楽しさ」をリモート接客を行うことで取り戻すことに成功しました。

お客さまにご満足いただくためには、足を止めてくださったお客さまにとって「接客を受けてよかった」と思ってもらうことがポイントです。商品の成分や特徴を説明するだけでなく、レシピや便利情報など家庭で使える情報を資料や映像で伝えることで顧客体験を高めることができます。

また、レシート出力機能を活用すれば現場との連携や、お客さまが接客を受ける意味を作り出すことも可能です。他にも、アンケートコンテンツの活用で接客を受けたお客さまのリアルな声を集めることもできます。

以前のような売場の賑やかさを取り戻したい!省人化をしながら接客の質を保ちたい!そんな時に、リモート接客システムの活用が最適であることが、よくわかります。

※詳しくはこちらのプレスリリースをご確認ください

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4.リモートでのマネキン販売、実演販売を成功に導く3つのコツ!

リモートでのマネキン販売はリアル対面でのマネキン販売よりも、接客の質やクロージングの精度は落ちてしまうのではないか。そう思われている方も少なくないと思います。たしかに、目の前で調理することで売場にいい香りを漂わせることは難しいでしょう。

しかし、リモート接客システムの機能を活用すれば、接客機会を維持・増加させることが可能です。今回は、リモートでのマネキン販売でポイントとなる機能やコツを3つ紹介します。

●おすすめ機能・ポイント1

1つ目はお声掛け機能です。
普段みなさんがオンラインミーティングをするとき、TeamsやZOOMを利用されているかと思います。これらのツールは会議に参加するために専用コードが必要であり、事前準備なしでの通話開始ができないため、接客開始のハードルが高くなってしまいます。

しかし、リモート接客システムであれば、お客さまからのお呼び出しはもちろんのこと、モニター前に立ち止まっているお客さまに対してお声掛けをすることができるのです。

また、オペレーター側の画面を常時オンにしておけば、リアル対面でのリモート販売のように集客をすることもできます。お声掛けの際のコツは、いきなり大画面表示にしないこと。お客さまを驚かせてしまっては、ストレスを与えてしまうかもしれません。必ず小窓からお声掛けし、接客の許可をいただいてから大画面表示に切り替えましょう。

●おすすめ機能・ポイント2

2つ目は、サイネージ機能です。
お客さまが近くにいない時や、接客をお断りいただいた際に、レシピ動画や生産者の動画などお好きなコンテンツを放映することが可能です。タッチパネル式でコンテンツを用意して、お客さまの好きな情報を選んでいただくこともできます。
効果的に活用するコツは、コンテンツごとで視認数や接客数の回数を計測することです。計測を繰り返して、より効果のあがったコンテンツをメイン映像とするとよいでしょう。

●おすすめ機能・ポイント3

3つ目は、レシート出力機能です。
モニターの横にレシート出力機能を設置しておけばさまざまなアプローチができるようになります。

例えば、オペレーターから「通話の最後にアンケートにお答えいただきますと、オトクなクーポンをプレゼントします」とご案内し通話を終了します。その後アンケート回答をしてくれたら、対象商品のクーポンを出力することも可能です。

また、食品の場合はレシピサイトのQRコードを出力したり、キャンペーン応募QRを出力したりすることもできてしまいます。お客さまのファン化を目指しているメーカー様などにも最適な機能です。

その際に、対象となるお客さまを捉えることが重要なコツです。クーポンの出し方やアンケートのご案内なども、お客さまに合わせて微調整しましょう。

機能について詳しくは下記をぜひご確認ください。

5.まとめ:リモートでのマネキン販売は時代にマッチした販促活動

リモートでのマネキン販売に対するイメージは変わりましたか?
リモー接客システムでの接客は、対人での温かみが出にくい、お客様から懸念されるのではないか…初めての導入時には、様々な不安要素がつきまとうのは当然のことです。

しかし、時代はデジタル化が進み、利用者となるお客さまも少しずつ違和感を感じなくなってきています。販促方法も、徐々にデジタル×リアルが増えてきた今の時代にマッチしているといえます。

そして、導入時に頼りになるのがシステムを販売する企業です。様々なトラブルや成功体験をしてきた企業は対応力もあり、迅速で丁寧な対応をしてくれます。

特に重要視してほしいのは導入後のサポート体制です。

導入してからが勝負だという理解のある企業・担当者でなければ、効果を最大限に発揮できません。
導入の検討をする際は、導入に対する姿勢やサポート体制について確認してみてください。
最適なパートナー企業が見つかるかもしれません。

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