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展示会ブースの成功デザイン術|来場者を惹きつけるブース作りのポイント

展示会の成功は、まずブースデザインから始まります。来場者の興味を惹きつける魅力的なブースは、企業や商品・サービスの印象を高め、ビジネスの成果を最大化する重要な要素です。

本記事では、はじめて展示会に出展される企業のご担当者様にも分かりやすく、効果的な展示会ブースデザインのポイントについてご紹介します。

目次

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展示会ブースデザインの役割と重要性

展示会に出展する目的は、単なる商品陳列ではありません。来場者に自社の魅力を直感的に伝え、商談やリード獲得につなげることです。そのためブースは「ブランドのショーケース」であり「営業の最前線」といえます。

●第一印象が勝負:来場者は数秒で「立ち寄る/通り過ぎる」を判断します。
●ブランドの世界観を体現:色・形・レイアウトで企業の価値観を表現。
●顧客体験をデザインする場:ただ見せるだけでなく、体験してもらう設計が成果につながります。

注目を集める展示会ブースデザイン「5つのポイント」

ポイント①

企業・商品の個性や特徴を強調しよう!


来場者は展示会場をキョロキョロし、遠目にブース群をみながら歩いています。
まわりの企業と同じようなブースデザインでは通過してしまうかもしれません。

まず企業や商品のブランドイメージを、ブース全体で表現できる演出を考えてみましょう。
遠くからでも一目で「企業の個性」が伝わるブースデザインです。

ポイント①企業・商品の個性や特徴を強調しよう!
カラーや装飾で企業のブランドイメージを演出 ※画像はイメージです

カラーリング
・企業の商品やブランドカラーを印象的に用いる
・会社の個性や表現を色に託す(誠実=白や青、情熱=赤、高級感=黒など)
・想定される競合企業のブースカラーと比較してより目立つ色を用いる

企業のソリューションが伝わる形状、装飾
・先進のITサービスなら未来的なシャープなデザインに
・製品の環境配慮を打ち出すなら「緑」や「森」をイメージした演出に
・歴史ある企業やロングセラー商品ならレンガや木をモチーフにする など


他にも、TV-CMを投入していればその世界観をブースデザインで再現するなどが効果的です。

ポイント②

近づきやすく、入りやすいデザイン三要素


展示会ブースは近づきやすく、入りやすく感じるものでなければなりませんが、チェックポイントはシンプルです。

●入口が広く、分かりやすいか?
●中が良く見えるか?
●出展内容を素早く理解できるか?


これらは最初は気づかっていたつもりが、出展商品が増えたりするうちに崩れていくことがあります。

通りがかる来場者の視点で、常に開放的なブースになっているか?キャッチコピーやパネルが整理、配置されているかチェックしていきましょう。

ポイント②近づきやすく、入りやすいデザイン三要素
※画像はイメージです
ポイント③

響くキャッチコピーの作り方

来場者の気持ちをつかむキャッチコピーが入ってはじめてブースデザインは完成する、と言っても過言ではありません。
じっくりとブースを見てくれる人はほとんどいないので展示会で商談まで結びつけるには、まず来場者を短い時間で惹きつけなければなりません。

それには動機づけるキャッチコピーの存在が欠かせないわけです。


キャッチコピーで思わず「気になる」「知りたい」と思っていただくために、「お客様の目線」で作ることはもちろん重要ですが、難しいのは簡潔でなければ伝わらないところです。

そんなコピー作りには秘訣があります。

“早い話が”を頭に付けて出展する商品・サービスのキャッチコピーをいくつも、スタッフ全員で考えてみましょう。
社内の第三者に伝わるか聞いてみるのもいいでしょう。

▼キャッチコピーについて、さらに詳しく解説している「出展目的別 展示会キャッチコピー作成のコツと手順」をご覧ください。

ポイント④

“メイン”を決めてレイアウト


展示会ブースのデザインは外見ともう一つ、内部のレイアウトも大切です。

ただ単に商品やサービスが並ぶブースデザインは、印象に残りにくいです。
実は、ブースのレイアウトには種類があります。

自社の思い描く展示スタイルに近いものを選ぶと、目的とデザインが上手く整合していきます。


ポイント④“メイン”を決めてレイアウト:商談重視型/商品展示型/イベント・セミナー型/試用・体験型

●商談重視型:1対1で話せるスペースを確保・重視し、落ち着いて商談ができるレイアウト
●商品展示型:取り扱っている商品を店舗のように演出・展示する、製品展示メインのレイアウト
●イベント・セミナー型:椅子を並べて、来場者向けセミナーを開催できるようにするレイアウト
●試用・体験型:試用や試食など、商品・サービスをリアルに体験できるスペースを設けたレイアウト


今回の展示会で、一番重視したいのは何なのか?メインを決めれば、それを中心にレイアウトを組むことができます。

ポイント⑤

目を引くプラス1アイデア


単にきれいに作るだけでは他社と同じような代り映えしないブースになってしまします。
通りがかっても特に気に留めてもらえず、注目されるとは言えません。
しかし、ブースにはスペースの制限があり、予算も限られていることが多いでしょう…。

そんな時はプラス1演出という手があります。
なにかひとつだけ、面白いものを加えれば普通に見えたブースが生き生きと個性を発揮します。

例えば、大画面映像を使えば、来場者は音と映像でブースの少し離れた場所からでも、扱っている製品やサービスについて知ることができ、興味を持った方はブースに入ってくれるでしょう。

ポイント⑤目を引くプラス1アイデア:(例)大画面映像

説明人員が足りない場合でも、まず映像を見てもらい、製品などの理解を深めてもらえるというメリットもあります。

また時間を決めてのミニイベントやゲームアトラクション、ブースすべてを見ていただくためのスタンプラリーなど趣向を用いることで、より多くの来場者の関心を引くことができます。

他にも、展示メイン商品を大きくデフォルメしたディスプレイや、巨大なガラポンを設置する、「ジャンボ作戦」もリアル展示会ならでは強い演出になります。

よくある展示会ブースデザイン失敗例

失敗例①

派手すぎる!


ブースを目立たせることは重要です。
しかし、派手な装飾やデザインに走りすぎるのは危険です。

派手すぎる装飾は費用も掛かり、ブースが何を展示しているのか分かりづらくなるなど逆効果になることもあります。
来場者にとって、居心地の悪いブースになってしまうと単なる悪目立ちブースになってしまいます。

展示会では、来場者に何を提案しているか明確であることが重要です。
展示会出展の目的をもう一度確認し、一目で理解できるシンプルなものを心掛けましょう。

失敗例②

訴求内容が渋滞してしまう!


せっかく展示会に出展するわけですから、商品やサービスをたくさん並べたい気持ちは分かります。
しかし、商品を多く置くためにいびつなデザインのブースになってしまったり、入口や通路が狭くなると、入りにくいブースになってしまいます。

後でも思い出してもらうコツは展示品の引き算がポイントです。
展示商品が絞り込まれているほど、ひとつひとつに注目してもらえるようになり、印象的に感じてもらえるはずです。

それでも、展示商品が多くなるときは、一押しを決めてメリハリをつけると伝わりやすくなります。

失敗例③

メリットの裏にはデメリットがある!


なにごともメリットがあれば、デメリットもあることを知っておきましょう。

例えば、ユニフォーム。
展示会ではブースに加え人そのものもデザインの一部になり、企業カラーや商品ロゴの入ったスタッフジャンパーやTシャツ、ポロシャツ、法被は動く広告塔になります。

同じユニフォームを着用することで、スタッフの一体感を醸成したり、来場者から運営スタッフが分かりやすい、そんなメリットもあります。

ところが、同じユニフォームのスタッフがたくさんいると、来場者の警戒心を高め近づきがたいブースになってしまう、なんてこともあるのです。



これら失敗例を挙げてきたように、展示会のブースデザインは素晴らしいデザインも、目立つカラーリングも、親しみやすいユニフォームですらデメリットになる可能性を持っています。

大切なのは微妙なバランスと、チャレンジして改善していく展示会運用です。
それには経験豊かで、相談に乗ってくれる相性のいい会社を見つけるのが一番の近道かもしれません。

展示会ブースデザインをプロに相談するメリット

展示会ブースのデザイン・施工を自社だけで行うのは難しいのが実情です。プロに相談することで以下のメリットがあります。

企画から施工まで一貫対応:限られた準備期間でもスムーズに進められる
●経験豊富なノウハウ:集客導線や装飾の最適解を提案してもらえる
●コスト最適化:予算に応じて最も効果的なデザインを実現できる

ビーツでは、企画設計からデザイン・施工までワンストップで対応し、展示会での成果最大化をサポートしています。

展示会ブースデザインを依頼する前に考えること

ブースデザインを業者に依頼する際には、事前に以下を整理しておくと効果的です。


出展目的の明確化:認知拡大なのか、リード獲得なのか、既存顧客へのアプローチなのか
●ターゲット像の設定:誰に来てもらいたいか、その人はどんな情報を求めているか
●予算感の把握:装飾・什器・施工・運営費まで含めた総額
●自社の強みと訴求ポイント:何を一番印象に残したいか

これらを整理したうえでデザイン会社と打ち合わせを行うと、成果につながる提案を受けやすくなります。

ビーツが施工した事例

ビーツでは幅広い業容と規模の展示会を数多く承っております。
企業や商品・サービスの魅力を引き出すブースデザインは、商品の特長や市場環境、現状課題によって異なります。
そこで、集客できる展示会ブースデザインの事例を3つご紹介いたします。

事例①

イメージキャラクターとコンセプトを組み合わせて、存在感のあるブースを演出


オールインワンのセキュリティサービス「SPPM Security One」を提供する、株式会社 AXSEED様。Japan IT week 春の展示ブースをビーツが担当し、企画・デザイン・設計・施工までトータルでサポートしました。

【ブースのポイント】
・イメージキャラクター「スーパー・ササダンゴ・マシン」氏と親和性の高いプロレスリング風ブースで、圧倒的な存在感を演出
・プロレスリングのリアルなディテールはそのままに、来場者の目を引くアイキャッチやサインタワーを効果的に配置
・メイン動線が2本重なる好立地を活かした、アイキャッチやデモブースへの​動線設計
・3面開放を活用した、オープンで立ち寄りやすいブースレイアウト

株式会社 AXSEED様「SPPM Security One」ブース事例はこちら
事例②

お客様のニーズに合わせたデザイン・仕様設計


クラウド型の電子契約・契約書管理サービス「マネーフォワード クラウド契約」を提供されるマネーフォワード様。Japan IT week 春の展示ブースをビーツが担当し、企画・デザイン・設計・施工までトータルでサポートしました。

【ブースのポイント】
・LEDアイキャッチサインを効果的に活用した、スタイリッシュなブースデザイン
・使い回しが可能なファブリック仕様の壁面で、コストダウンを実現
・壁面パネルにてキャッチコピーを大きく掲示し、遠方からでもサービス内容を明確に訴求

株式会社マネーフォワード様「マネーフォワード クラウド契約」ブース事例はこちら
事例③

サイネージを組み込んだ高級感のあるデザイン


グローバルに展開する総合電子機器メーカーのLG Electronics Japan株式会社様のブースデザインです。HCJ2025 国際ホテル・レストランショーの展示ブースをビーツが担当し、企画・デザイン・設計・施工までトータルでサポートしました。

【ブースのポイント】
・5つ星ホテルの内装を意識した高級感のあるデザイン
・高度なテクノロジーとユーザーフレンドリーな操作性を示すデザイン
・複数のサイネージニーズを効率的に訴求、運用できるブース設計

LG Electronics Japan株式会社様ブース事例はこちら

他ビーツの展示会事例はこちらからご確認ください

まとめ

注目を集めるブースデザインを作るためには、自社の課題や目的に合わせたデザインにすることが大切です。
しかし、展示会経験が無い企業・ご担当者様がいきなり成果の出るブースを作るのは至難の業です。

ですので、成果の出る展示会ブースデザインは、プロに相談することをお勧めします。
企業や商品・サービスを詳しく理解して、最適なブースをデザインし、施工から人材手配、映像やパンフレット、ノベルティまでトータルでサポートいたします。

ところで、広告制作会社に展示会を頼むと「割高になる・進行が遅い」と思われていませんか?
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