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展示会パネルデザインのコツと費用|来場者に刺さる訴求の作り方

「展示会出展が決まったが、どんなパネルにすれば来場者の目を引けるのか…」とお悩みの担当者様へ。
どんなに立派なブースでも、パネルの訴求が弱ければ来場者の足は止まりません。

当記事では、来場者の足を止める「展示会パネルデザインのコツ」と「費用相場」を徹底解説。さらに、効果的なノベルティの選び方や発注前のチェックリストなど、実務に直結するノウハウをお届けします。

目次

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1.展示会パネルが果たす3つの役割と種類

パネルデザインのコツに入る前に、まずは展示会パネルがブース内でどのような役割を担っているのかを整理しましょう。

◆◆◆

パネルが果たす3つの役割

① 遠くからの視認性獲得:メイン通路を歩く来場者に対し、遠目からでも「何の企業か」を知らせる看板の役割


② ブース内への誘導(フック):足を止めた来場者に「自分の課題を解決してくれそうだ」と思わせ、一歩中へ踏み込ませる役割


③ サービス理解の促進:商談時、スタッフが口頭で説明する際の視覚的なサポートとしての役割

【関連記事】展示会ブースの成功デザイン術|来場者を惹きつけるブース作りのポイント

◆◆◆

パネルの種類と最適な使い分け

用途に合わせて、以下の種類を組み合わせてブースを構成します。

バックパネル(壁面パネル):ブースの背面全体を使う大型パネル。企業ロゴや最大のベネフィットを大きく打ち出します。

タペストリー:天井から吊るす、または壁にかける布製の装飾。軽量で持ち運びやすく、再利用に優れています。

サイドパネル(袖パネル):通路側に向けた自立式、または壁面設置のパネル。歩行者の視線に直接飛び込むため、キャッチーな課題提起に向いています。

卓上パネル:展示台や商談テーブルに置く小型パネル。製品のスペックや料金表など、詳細な情報を記載します。

2.来場者に刺さる!展示会パネル設計の4つのコツ

では、具体的にどのような「展示会パネルデザイン」にすれば来場者の足を止められるのでしょうか。ビーツが手掛けたヤプリ様やマネーフォワード様などの成功事例にも共通する、4つの鉄則をご紹介します。

① 「3秒ルール」を制するキャッチコピー
来場者はブースの前を通り過ぎる「わずか3秒」で、そのブースを見る価値があるか判断します。そのため、社名や製品名ではなく、「業務効率化を◯%UP!」や「◯◯でお悩みの方へ」といったターゲットの課題解決に直結するキャッチコピーを、パネルの最上部(目の高さより上)に大きく配置することが最重要ポイントです。


② 視線誘導(Z型・F型)を意識したレイアウト
人間の視線は、無意識に「左上から右下へ(Z型)」、あるいは「上から下へ(F型)」動きます。この法則を利用し、左上にメインコピー、中央に図解や実績数値、右下に「まずはご相談を」といったアクションを促す情報を配置することで、ストレスなく情報を読み取らせることができます。


③ 競合と差がつくカラー戦略
会場内は様々な色が溢れています。自社のブランドカラーをベースにしつつも、あえて競合他社があまり使わない補色(反対色)をアクセントカラーとして取り入れることで、ブース全体が埋もれるのを防ぎます。


④ QRコード・CTA(Call to Action)の設置
パネルを読んで興味を持った人が、スタッフに話しかけずに帰ってしまうケースもあります。パネルの右下や卓上パネルに「詳細資料のダウンロードはこちら」というCTAとともに大きめのQRコードを配置しておくことで、見逃しがちなリードも確実に拾い上げることができます。

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3.展示会パネルの費用相場(デザイン費 vs 印刷費)

パネル制作にかかる費用は、大きく「デザイン制作費」と「印刷・出力費」に分かれます。

デザイン費:プロの制作会社に依頼する場合、1点あたり3万円〜10万円程度が相場です。構成からキャッチコピーの考案まで丸ごと依頼するか、自社でラフ案を用意するかで変動します。


印刷・出力費
バックパネル(大型):3万円〜8万円程度
タペストリー(布製):1万円〜3万円程度
卓上パネル(A3/A4スチレンボード):数千円〜1万円程度

※こちらはあくまでも目安の費用感となっております。ご検討の際の参考としてご認識ください。

【再利用 vs 使い捨てのコスト比較】
従来のスチレンボードパネルは安価ですが、角が折れやすく使い捨てになりがちです。近年は、初期費用が少し上がっても、丸めて持ち運べて何度も使い回せる「ファブリック(布)素材」を採用する企業が増えています。年間複数回出展する場合は、圧倒的にファブリック素材の方がトータルコストを抑えられます。

【関連記事】展示会ブース費用・相場を徹底解説

4.「とりあえず配る」はNG!シーン別おすすめ展示会ノベルティ

パネルで足を止めた来場者との接点を、その後につなげるのが展示会ノベルティです。

ノベルティは「誰に・どのシーンで渡すか」によって最適なアイテムが変わります。配布シーンごとに、相性の良いアイテムを整理しました。

ノベルティの目的と選定基準
ノベルティの真の目的は、単なる客寄せではなく「展示会後にオフィスへ戻った際、自社を思い出してもらう(想起率を上げる)こと」です。パネルのデザインやブランドの世界観と関連性を持たせ、デスク周りで日常使いしやすいアイテムを選ぶのが鉄則です。

シーン別おすすめ展示会ノベルティ
バラマキ・アイキャッチ用:不特定多数への配布や、ブースへの呼び込みに使用。実用性の高いボールペン、付箋、オリジナルラベルの飲料水など。

リード獲得用:アンケート回答や名刺交換の謝礼として。エコバッグ、モバイルバッテリー、サーモタンブラーなど、少し特別感のあるもの。

VIP・個別商談用:事前アポイントメント層や確度の高い見込み顧客向け。上質なシステム手帳や有名ブランドの菓子折りなど。


ノベルティの費用は「景品表示法」を基準に考える

ノベルティにいくらかけられるかは、一律の相場ではなく、景品表示法(景表法)の「総付景品」ルールを基準に考えます。
消費者庁の運用基準では、商品購入を条件とせず来場者にもれなく景品を提供する場合、取引価額は原則として100円とみなされ、景品の上限額は200円とされています。アンケート回答や名刺交換を条件にもれなく配布するノベルティは、この考え方が当てはまるケースがあると考えられます。
一方で、社名やサービス名を入れた広告宣伝目的の物品で、正常な商慣習に照らして適当と認められる範囲のものは、総付景品の規制対象外と整理される場合があります。また、抽選やじゃんけんなど当選者だけに渡す「懸賞」形式の場合は、総付景品とは異なる上限額の考え方が適用されます。
このように、同じノベルティでも「どのような方法で配るか」「広告宣伝物として整理できるか」によって、かけられる費用の考え方が変わり得ます。判断が分かれやすい領域のため、企画段階で配布方法とあわせて、法務部門や専門家への確認を行うことをおすすめします。

【消費者庁】事例で分かる景品表示法

5.失敗しない!制作会社への依頼前チェックリスト

パネルやノベルティの制作を外部パートナーへ依頼する際、「とりあえず良い感じで作って」という丸投げは失敗のもとです。スムーズに進行し、質の高いクリエイティブを上げるために、以下の5項目を事前に社内で決めておきましょう。

依頼前に決めておく5項目
①伝えたいメッセージ(優先順位):誰の、どんな課題を解決するのか。最も目立たせたい数字や実績は何か。
②ターゲット像:役員層なのか、現場の担当者なのか。ターゲットによって響く言葉(コスト削減か、業務効率化か)が変わります。
③ブランドカラー・トーン&マナー:企業のコーポレートカラーや、ロゴの使用規定(ガイドライン)の有無。
④展示会会場のサイズ規定:壁面の正確なサイズや、消防法による防炎素材指定の有無など。
⑤予算上限:パネルデザイン、印刷、ノベルティにそれぞれいくらまでかけられるかのMAX予算。ノベルティは景表法上の上限もふまえて設定します。

発注から納品までのスケジュール感
パネルや名入れノベルティの制作には、デザインの初稿出しから修正、校了、そして実際の印刷・製造工程まで時間がかかります。どんなに遅くとも「納品の3〜4週間前(約1ヶ月前)」には正式な発注とキックオフができるよう、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

【関連記事】展示会ブースの装飾、どう決める?迷った時に役立つ「展示会シミュレーター」活用法

まとめ

3秒ルールや視線誘導を徹底したパネル設計と、ブランドの世界観を統一した戦略的なノベルティ選定が費用対効果向上の鍵となります。来場者視点のクリエイティブで確かな成果を出したい方は、まずはビーツへご相談ください。

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FAQ.展示会パネル・ノベルティに関するよくある質問

最後に、担当者様から寄せられるパネルとノベルティに関する疑問にお答えします。

Q. 展示会のパネルデザインで最も大切なことは何ですか?
A. 「3秒ルール」を意識し、瞬時に内容が伝わるキャッチコピーを最上部に配置することです。さらに、Z型やF型といった視線誘導を意識したレイアウトにすることで、情報が来場者にスムーズに伝わります。

Q. 展示会パネルの制作費用はいくらですか?
A. デザイン費と印刷費を合わせ、バックパネル1枚あたり約6万円〜18万円程度が目安です。使用する素材(スチレンボードかファブリックか)やサイズ、再利用の有無やデザインの内容によって変動する場合があります。

Q. 展示会ノベルティの費用はどのように決めればよいですか?
A. ノベルティの費用は一律の相場ではなく、景品表示法(景表法)の「総付景品」ルールを基準に考えます。消費者庁の運用基準では、商品購入を条件とせず来場者にもれなく景品を提供する場合、取引価額は原則100円とみなされ、景品の上限額は200円とされています。アンケート回答や名刺交換を条件にもれなく配布するノベルティは、この考え方が当てはまるケースがあると考えられます。
一方で、社名・サービス名を入れた広告宣伝目的の物品や、抽選などの「懸賞」形式で渡す場合は、上限額の考え方が変わります。同じノベルティでも配布方法によって扱いが変わり得るため、企画段階で配布方法とあわせて法務部門や専門家への確認を行うことをおすすめします。

Q. 展示会パネルはいつまでに発注すればいいですか?
A. 展示会当日の3〜4週間前までには発注(デザイン制作開始)を済ませるのが目安です。社内でのデザイン確認や修正のやり取りを考慮すると、1ヶ月半前には制作会社へ相談を始めるのが最も安心です。

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