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化粧品展示会|集客を成功に導くブースのポイント

新商品の発表、海外バイヤーとの商談、ブランドの認知拡大——。
化粧品ブランドにとって、展示会はビジネスを成長させるための重要な機会です。しかし、数多くのブースが立ち並ぶ中で、来場者の関心を引き、成果を出すのは容易ではありません。

近年、ただ製品を並べるだけのブースでは注目を集めにくくなっています。来場者は「見る」だけでなく、「体験」や「SNS拡散」を楽しめる展示に惹かれる傾向が強まってきました。
こうした時代の変化に合わせ、展示会ブースの役割も大きく変わってきています。化粧品展示会のブースは単なる”展示空間”ではなく、ブランドの世界を五感で伝える”総合舞台”になっているとも言えるのではないでしょうか。

この記事では、多くの化粧品ブランドが抱える「展示会での集客」という課題を解決するために、成功するブースづくりのポイントを、ビーツが持つノウハウを交えてご紹介します。

目次

展示会の事例はこちら

化粧品展示会の特徴

化粧品展示会が他の業界の展示会と大きく異なる点は、来場者が「五感」で製品を体験する機会が非常に重要になる点です。
香り、テクスチャー、使用感、パッケージのデザイン、そしてブース全体の雰囲気。これらすべてが来場者の心を掴む要素となります。特に、製品を実際に試せる「タッチアップ」や「サンプリング」といった直接体験は、来場者がどのブースに立ち寄るかを決める大きな基準になります。

来場者は「新しい情報」だけでなく、「特別な体験」を求めています。そのため、インフルエンサーやメディアも、ただ製品を紹介するだけでなく、”体験価値”そのものをSNSで共有することを期待しています。
この特性を理解することが、来場者の心を掴み、ブースを成功させる第一歩となります。

化粧品・コスメ系企業が注目する展示会とは?

コスメ業界では毎年数多くの展示会が開催されています。
なかでも代表的なのが、Beautyworld Japan(ビューティーワールド ジャパン)。国内最大規模のコスメ展示会で、多くの化粧品・美容ブランドが出展しています。
また、COSME Week(化粧品開発展・国際化粧品展など)やDiet & Beauty Fair(ダイエット&ビューティーフェア)も、業界関係者が注目する展示会のひとつです。

◆Beautyworld Japan​
概要:化粧品、美容機器、ヘア、ネイル、健康関連など、美容と健康にか関わるすべての製品と、サロン運営に関わるサービスなどが対象で、国内外から多くの来場者が最新の商材やサービスを求めて一堂に集う日本最大級の国際総合ビューティ見本市。
開催数:年4回。例年、福岡(2月)、東京(4月)、名古屋(7月)、大阪(10月)の4都市で開催
主催:メッセフランクフルト ジャパン株式会社
公式URL:https://www.beautyworldjapan.com/20221001cp/


◆COSME Week
概要:化粧品や美容食品の原料、OEMパッケージから、スキンケア、ヘアケアなどの製品、化粧品や美容に特化した販促製品、マーケティングツールなどを網羅した化粧品・美容の総合展。
開催数:年2回。例年、東京(1月)と大阪(9月)の2都市で開催
主催:RX Japan株式会社
公式URL:https://www.cosme-week.jp/hub/ja-jp.html


◆Diet & Beauty Fair
概要:化粧品・美容機器やインナービューティ、販促・ビジネスサポート、海外パビリオンなど、美と健康のトレンド商材が展示され、質の高い商談を求める美容・健康業界の施設オーナーやバイヤーが来場する展示会
開催数:年1回、例年東京(9月)の1都市で開催
主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社
公式URL:https://www.dietandbeauty.jp/

化粧品展示会の出展を成功に導く4つのポイント

化粧品展示会の特性を理解したら、いよいよブースづくりです。来場者の心を掴み、成果を出すためには、以下の4つのポイントを押さえることが重要です。

1.ブランドの世界観を一目で伝えるデザイン
ブランドの個性や価値観を来場者に瞬時に伝えることが、最初のステップです。ターゲット層に合わせたカラーやフォント、照明、そして装飾品など、細部にわたってブランドの世界観を表現しましょう。
例えば、オーガニック系のブランドなら自然素材を、ラグジュアリー系なら洗練された素材や照明を使うなど、一目で「〇〇なブランドだな」と感じてもらえるデザインが理想です。

2.体験への動線設計
来場者はブースに入ってから、どのような順序で体験し、どんな情報を得るのか。その一連の流れをスムーズにする動線設計が成功の鍵です。興味を引くディスプレイ、製品を自由に試せるテスターコーナー、そしてスタッフへの相談スペースを効果的に配置することで、来場者が迷うことなく、ブランドへの理解を深められるようになります。

3.SNS拡散を促すフォトスポット
近年、多くの展示会でSNSが重要な集客ツールになっています。来場者が思わず写真を撮りたくなるような、ブランドの世界観を凝縮したフォトスポットを設けることで、展示会に来ていない潜在顧客にもリーチできます。新商品のパッケージをモチーフにした大型オブジェや、季節感を取り入れた華やかな装飾など、写真映えやSNSに投稿したくなる仕掛けは拡散効果につながります。

4.ノベルティやギフトで接点を広げる
展示会後もブランドを思い出してもらうためには、ノベルティの活用も有効です。ミニサイズのコスメや限定グッズなど、体験後に持ち帰れるアイテムは、ブランドとの継続的な接触を生み出します。

「ブランドの世界観を一目で伝えるデザイン」や「SNS拡散を促すフォトスポット」など、成功のポイントを押さえたブースづくりづくりなら、ぜひ一度ビーツにご相談ください。

▼まずは展示会ブースの直観的なイメージや概算などを知りたい方はこちら!

ポップアップ事例から学ぶ、化粧品展示会への応用

化粧品展示会を成功に導くポイントは、ビーツがこれまで数多く手掛けてきコスメのポップアップストアの企画・制作で培ってきたノウハウと共通しています。

ポップアップストアは、限られた期間と空間でブランドの世界観を凝縮し、来場者に特別な体験を提供する場です。これは、まさに展示会ブースでも求められる要素そのものです。
ビーツが手掛けた美容・コスメのポップアップストアでは、以下のような工夫でブランドの魅力を引き出してきました。


◆「Ameli」ポップアップストア|大丸梅田店

韓国発のメイクアップブランド「Ameli(アメリ)」の関西初ポップアップストア。大丸梅田店で実施された 36.4㎡(約11坪)の空間で、ブランドの色調処方や世界観を反映した演出を行い、来場者を惹きつける体験設計を実現しました。
詳しくはこちらをご覧ください。


◆アラガン・エステティックス「MEDICAL BEAUTY PARK」ポップアップイベント

美容医療を知れる・相談できるポップアップイベント「MEDICAL BEAUTY PARK」。
肌スキャンや美容医療について医師と話せる相談ブースなど5つのプログラムを体験型ポップアップのイベントブースの企画・空間デザイン、施工をビーツが担当しました。
詳しくはこちらをご覧ください。

こうした事例で培った“体験をデザインする発想”は、化粧品展示会のブースづくりにも活かせます。

化粧品展示会ブースづくりのまとめ

化粧品展示会は、単に製品を展示する場ではありません。来場者との貴重な接点であり、ブランドの世界観を五感で伝える「ブランド体験の総合舞台」です。成果を出すためには、以下の4つのポイントを押さえることが重要です。

・ブランドの世界観を一目で伝えるデザイン
・来場者が迷わず体験できる動線設計
・SNS拡散を促すフォトスポットや演出
・ノベルティやギフトで接点を広げる仕掛け


これらを組み合わせることで、来場者が「楽しかった」「また来たい」と思える体験が生まれ、展示会は単なる商談の場から、ブランドへの好意や信頼を育てる貴重な機会へと変わります。次回の出展では、ぜひ体験を軸にしたブースづくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。

ビーツが化粧品展示会をサポートします!

株式会社ビーツは、展示会の企画やデザイン・施工をワンストップで支援しています。来場者にブランドの魅力が伝わるブースづくりに加え、スタッフ手配や運営支援、ノベルティ制作など、出展に必要な準備もまとめてお任せいただけます。

コスメ・美容ブランドでは、ポップアップストアや体験型イベントを多数手がけており、その経験を活かして展示会でも「立ち寄りたくなる空間」をご提案します。

【ビーツの強み】
・ブランドの世界観を表現するクリエイティブなデザイン
・来場者がスムーズに製品を体験できる動線設計
・SNS拡散を促し、集客効果を高める仕掛け

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※本記事のアイキャッチ画像および挿絵で使用しているイラストは一部生成AIを利用して作成しています。

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