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店頭販促DX「ABテスト」も月額たった2千円~AIセンサーPOP

今回は、より費用対効果に優れた店頭販促や売場作りのための新しい「ABテスト」をご紹介いたします。

家電製品から日用品、雑貨、コスメ、食品、アパレルなどさまざま店頭販促、VMDご担当者様に向けて、おすすめのオフラインABテスト計測ツールとその使い方例もご説明していますので、最後までお見逃しなくご覧ください。

目次

1. ABテストとは?

ABテスト(A/Bテスト)とは、2つ(またはそれ以上)のものを比較するテストのことです。

ビジネスシーンにおけるABテストは、Webサイトの成果を上げようとするときよく行われる手法で、複数のデザイン、バナー、広告の文章等をランダムに表示して、アクセス数や成約率などのデータを比較、成果が出ているものを採用するものです。

そんなABテストを「リアル売場」で実施、サポートするツールがあります!今回はこのツールについてご紹介していきます。

2. 売場や店頭販促でもABテスト!

これまでサイト、web広告のコンバージョン比較など、主にオンライン領域で行われていたABテストを、VMD、コーナー化や販売什器、店頭ツール、動画広告などにも活用していけたら・・・。

そんなニーズに応えするツールがビーツの「AIセンサーPOP」です。

AIセンサーPOP参考イメージ

スティック型の「AIセンサーPOP」を売場に置くだけで、簡単にお客様の行動を計測することが可能になります。

AIセンサーPOPで計測できるお客さまの行動例

「通行数」からはその店舗や売場の特性が、商品や売場を見た「視認数」からは注目度が、さらに1mまで近寄った人の数「立寄り数」からはお客様が興味・関心を感じて検討に入った数が分かります。

これまでの店頭販促の効果検証は、結果「売れた」「売れなかった」で終わってしまうことが多かったのですが、お客様の行動を計測することで、実施した店頭販促が「なぜ売れたのか」「なぜ売れなかったのか」という課題、改善ポイントが見えてくるのです。

▼AIセンサーによる計測~分析について、下記の記事もぜひご確認ください。

3. ABテスト例① 経験則や仮説の検証

店頭販促でも特に重要なエンド展示やコーナー化、販売什器は経費も掛かり、より費用対効果が求められます。

例えば販売数が伸びない場合、リニューアルプランを検討します。

経験則からの仮説はたくさん出てくると思います。

・広告イメージに合わせたデザインが店頭では地味すぎて目に入ってないのでは?

・キャッチコピーが分かりにくくて魅力が伝わっていないのでは?

・まず商品を手に取ってもらうことを強調すべきでは?

確かに正しそうですが、、、、。

明確な根拠なくたくさんの導入店舗を一気にリニューアルするのはリスクが大きすぎます。

そこで登場するツールが「AIセンサーPOP」です。

まずは少数のお店でリニューアルした店頭販促をテスト、効果を検証します。

BEFORE/AFTER展示例

ビフォーとして現行の売場を計測、続いて仮説に基づき刷新したエンドや販売什器を計測すると。

BEFORE/AFTER計測数値比較例

通行数(検出数)、視認数は大きく変わらないのに刷新したコーナーの「立寄り数」が増えています。

ここから、単に目立っていなかったのが売れない理由ではなくて、「比較コーナー」としてお客様の行動を誘ったのが興味と関心につながった、と根拠づけることができました。

経験則の正しかったところ、ちょっと違っていたところが見えたわけです。

こうした数値、データがあれば社内承認も、製作リニューアルも自信を持って進められそうです。

4. ABテスト例② 製品導入テストマーケティング

ABテストは新旧のVMDや店頭販促を比較するだけでなく、新たに導入する商品の販促検討にも役立ちます。

例えば、
デザイン、コピー、設置方法など、数種類の販売什器でテストマーケティングを行い、成果のあった販売什器で本格的に導入する。

商品の動画広告を複数用意して、成果の上がるコンテンツを発見するなど、開発に大きな費用を掛けた製品であれば、しっかりと数値で検証して導入する。

より費用対効果が求められる時代、オフライン領域でもこんなABテストのやり方が主流になっていくかもしれません。

5. ABテスト例③ 売場、販売場所の検証

複数の店舗ごとの集客状況を計測、よりお客さまが多い店舗への売場支援を重点化したり、売場の位置の変更を検討するなどの活用法があります。

6. ABテスト例④ リニューアル&PDCA

ABテストで効果を検証、商品コーナーに立ち寄る人も増え、売上も伸びてきた!

それで終わってはいけないことはお分かりですよね。

季節も変われば、人の価値観も変わっていきます。

昨日までたくさん人を集めていた売場が徐々にさみしくなっていく。

販促担当者は導入後も店頭販促のフォローが必要です。

ABテストのセオリーは「単発では終わらない」こと。

「AIセンサーPOP」は常に設置して、遠く離れた店舗の自社コーナーの変化も手元のパソコンでリアルタイムに察知、PDCAを回していければ業務もより効果的に、効率的に進むことでしょう。

そう考えると「AIセンサーPOP」は店頭販促の標準アイテムとすら思えてきませんか?

7. AIセンサーと分析(レポート化)をパッケージ化

「AIセンサーPOP」を活用したオフライン、リアル領域でのABテスト、興味はわきましたでしょうか?

なんだか難しそう、やり方が分からない、という方のためにビーツでは機材と分析(レポート化)をパッケージにしたサービスをリーズナブルな価格で提供しています。

AIセンサーPOPを動画で分かりやすく解説!

今なら無料トライアルも実施中、まずはお問い合わせください。

8. ABテストで検証した「販促物」提案も!

ビーツはオフライン、リアル領域でも40年以上の実績を持つ広告・販促の制作会社です。

特に売場の実際、「現場」には数多くの知見を持ち、信頼をいただいております。

ABテストデザインのクリエイティブ制作から、商品販売什器、POP、印刷物の製作、店舗内装・コーナー化施工までワンストップでご相談ください。

ABテストでのテストマーケティングから、新製品導入販促ツールの製作までトータルにご提案できますので、店舗・店頭販促のご担当者様にもきっと満足いただけると思います。

ビーツホームページはこちらからご確認ください。

コラム:米国大統領も活用したABテスト

ABテスト成功事例としてとても有名なのが、オバマ元アメリカ大統領の公式サイトです。

「CHANGE」を掲げ大人気となったオバマ元大統領をさらに後押ししたものの一つに、秀逸なインターネット戦略があったと言われています。

選挙を前に力を入れたやり方が、当時としてはまだ少なかったインターネットやSNSを用いたキャンペーン手法です。

特に成果をあげたのが、SNS、my.barackobama.com(通称:MyBO)。

大統領選挙に出馬したオバマ元大統領のオリジナルSNSの登録者数の増加に貢献したのが、公式サイトにおけるABテストでした。

メインビジュアルには、画像3パターン、動画3パターンの計6パターン、登録ボタンの文章が4パターンが用意され、それぞれの要素を掛け合わせた24パターンの中からCVRが最も高いパターンをテストしました。

その結果、メインビジュアルには、「家族と写っている写真」、登録ボタンには、「LEARN MORE(より詳しく知る)」が最適だと判断されたそうです。

ABテストを行ったことで、ABテストをしていない場合712万人しか見込めなかった選挙活動中のメール会員登録数は1,000万人を記録(288万人増加)、その波及効果としてボランティアは28万8,000人増加、寄付金は6,000万ドル増えた、と言われています。

もしABテストを行っていなかったら、同額の損失になっていたわけです。

ABテストの重要性を示す事例ですね。

参照:あの大統領も140%の成果改善。アメリカ大統領とA/Bテストの意外な関係

▼リアル領域のABテストを可能にする「VMD改善パッケージ」について詳しくはこちらもご確認ください。

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